コンビニ経営で失敗する人の共通点は資金のシミュレーションをしっかりと行っていないことです。

コンビニ開業の実態とは?

フランチャイズで起業する際に人気の"コンビニ"。最近では過酷な労働環境が問題になっており、あまりいいイメージがありません。
今回はそんなコンビニフランチャイズの実態として、失敗例成功例をご紹介します。

 

失敗例

コンビニ経営の失敗

 

ライバル店が出現してしまった

人通りが多い集客の見込める場所にコンビニをオープンしたAさん。思った通り滑り出し順調で、忙しい毎日を送っていました。
しかし、半年が過ぎた頃競合他社のライバル店が出現!あっという間に顧客をとられてしまい、経営難の状態が続きます。
経費削減のため、発注を減らしたところ品揃えの悪いお店として認知され、ますます顧客が遠のいてしまいました。

 

生活資金がギリギリになってしまった

開業資金が思ったよりもかかってしまったため、資金ギリギリの状態でコンビニをオープンしたBさん。生活資金が足りなくなる事態に…。
そのため、スタッフを減らしオーナーであるBさん自身が朝から晩まで働いたところ、体調を崩してお店の経営がままならなくなってしまいました。
ランニングコストの見積もりを甘く考えすぎたことがこの事態を招いてしまったといえるでしょう。

 

家族関係がわるくなってしまった

コンビニフランチャイズは、家族経営が基本です。Cさんは奥さんと一緒にお店を切り盛りしていました。
夫が夜、奥さんが昼に出勤するという勤務体制をとっていたところ、家族間のコミュニケーション不足が深刻化。経営に対する言い争いが増えてしまい離婚にまで発展してしまいました。

 

 

成功例

コンビニ経営の成功

 

前職よりも収入アップ

アパレル会社で接客業をしていたDさん。接客には慣れていてもオーナー業は初めてだったため初めは不安でした。
しかし、Dさんの元々の素質もあったのか、本部の研修体制や定期的なアドバイスのおかげで順調に売り上げを伸ばしていき、アパレル時代よりも収入がアップしました。

 

スタッフ育成がカギ

複数店経営を目指していたEさんは、スタッフの育成に力を入れていました。
採用を行う際は、人が足りないからといって無闇にとるのではなく、しっかりと吟味しています。
そして、タッフが一丸となってお店を支えてくれるように、頼れるオーナーとして尽くしていました。その結果、信頼のおけるスタッフを店長に就任させ、今では3店舗を経営するオーナーになっています。

 

地域に愛されるお店に

もともと人とのコミュニケーションが好きなFさんは、いつも笑顔で接客を行っていました。
常連さんとは会計時などにちょっとした会話を楽しんだり、地域で行われる行事等もしっかりチェックしたりして、その日に合わせた発注を行っていました。
すると常連さんが着々と増え、地域に愛されるお店になっていったのです。

 

 

コンビニ経営で失敗する人の特徴は?

コンビニ経営で失敗する人のほとんどに「資金のシミュレーションをしっかりと行っていない」という共通点が見られます。
失敗例にもありましたが、開業資金の他にも当面の生活費もしっかりと蓄えておきましょう。

 

また、何でも一人で解決しようとする人も失敗しやすいです。何か困ったことがあれば本部のアドバイザーに相談しましょう。
また、スタッフがやるよりも自分がやった方が早いからといって、いつまでも仕事をこなしすぎるのも危険です。人材育成にも力をいれておきましょう。